2025/06/30

Taiwan Today

外交

外交部がNGOで働く国際協力人材を育成、官民連携で台湾の強靭性高める

2023/12/11
台湾のNGO(非政府組織)で働く国際協力人材の専門知識を強化するため、外交部は9日と10日の両日、「NGO国際事務人材培訓班(=NGO国際協力人材育成ワークショップ)」台北会場を開催した。高雄会場は12月16日と17日に開催されることになっている。(外交部)
台湾のNGO(非政府組織)で働く国際協力人材の専門知識を強化するため、外交部は9日と10日の両日、「NGO国際事務人材培訓班(=NGO国際協力人材育成ワークショップ)」台北会場を開催した。今年は英ウェストミンスター民主主義基金(Westminster Foundation for Democracy)台湾事務所の劉嘉偉代表や台湾の複数のNGO代表が講師に招かれた。ウェストミンスター民主主義基金は最近台湾事務所を開設したばかり。講師たちは受講者とコロナ後の国際交流の経験を共有したり、官民がいかにして連携することで台湾社会を強靭性をより高められるかなどについて話し合った。
 
このワークショップは外交部非政府組織国際事務会が私立実践大学に委託して9日と10日に台北市で、16日と17日に高雄市で開催するもの。9日に行われた台北会場の開会式では外交部非政府組織国際事務会の呉竹君副執行長が祝辞を述べた。
 
呉副執行長は今年の「NGO国際事務人材培訓班」のテーマである「官民連携によって台湾の新たな強靭性を示す」について、台湾の民間団体がコロナ後、国際交流に積極的に取り組み、医療、人道支援、ジェンダー平等、教育、環境保護やサステナビリティなどさまざまな分野の国際舞台で活躍していることを意味するものだと説明。また、「政府は社会の強靭性構築の基盤であり、NGOは台湾のレジリエンスを示すために重要な役割を担うものであり、台湾の誇りだ」と強調した。呉副執行長はさらに、外交部がいかにして台湾のNGOの国際参与を支援し、国際社会における台湾のプレゼンスや影響力を高めるために取り組んでいるかを紹介した。
 
「NGO国際事務人材培訓班」台北会場には、今年9月に「国際青年大使」としてセントルシアを訪問した台湾の若者たちも登場し、その経験を共有してもらった。「国際青年大使」たちは、台湾の若い学生たちがもっと国際交流事業に参加し、台湾の外交のために尽力することを奨励した。
 
2日間にわたって開催された台北会場には、NGO関係者や学生など各方面から合わせて100人以上の参加があった。高雄会場は12月16日と17日に蓮潭国際文教会館 402会議センター(高雄市左営区崇徳路801号)で開催されることになっている。
 
外交部非政府組織国際事務会「NGO国際事務人材培訓班」特設ページ
https://www.taiwanngo.tw/Post/83800
 

ランキング

新着